résumé 1970-2016

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深窓のダークサイドに無垢の恋

窓外の満月のみ知る一刹那

真の姿晒せば哀し夜の窓
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by murasakitsukumo | 2006-02-27 00:24 | 俳句

気がつけば一年草のごとく生きてをり

なぜかしら独りで参る浅草寺

浮き草のDNAを断たんとす
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by murasakitsukumo | 2006-02-27 00:22 | 俳句

春めぐり足跡たどりて袖時雨

袖にされ嬉しやわれの二重人格

君がため二の腕見せり袖破いて
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by murasakitsukumo | 2006-02-27 00:21 | 俳句

skin

血の滲む膜が
男をくるんでいる
流れない血は
いっとう哀しく
重く澱んで
滲むだけの血
微かなひびを伝い
ゆっくり確実に
人型の表面を覆う
ひびを赤く染めながら
鈍く這う痛痒は
ざっくり深い傷よりも
よほど男を苦しめる

けれど女は
そっと撫でていた
何色かも知らず
さも愛しげに
ひびのささくれを
もてあそびながら
触れて感じるのは
膜の内側の心音
表面の鬱血は一瞬に
掌で溶けていたから
いっそのこと
斬りつけてほしい
男はそう望むのだが
女は撫でつづける
至福の笑みを浮かべて
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by murasakitsukumo | 2006-02-24 02:32 |

パラドクス

もし世界があるのなら
わたしは“此処”にいる
あなたは“此処”にいる
ふたりの願いはただひとつ
わたしはあなたになり
あなたはわたしになり
ただひとつの存在を感じとる
――月はそれを許すだろうか?

いま世界は天上にない
わたしは地を這っている
あなたは地を這っている
ふたりの肉は時を逃れ得ず
朽ちながら交わる
交わりながら朽ちる
ひとつに溶け込もうとして
――月はそれを黙って見ている

この世界があるかぎり
わたしは“其処”にいる
あなたは“其処”にいる
ふたりの願いは叶わない
わたしがあなたになり
あなたがわたしになり
そして世界は跡形もなく消滅する
――月はその後も輝いているか?
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by murasakitsukumo | 2006-02-24 01:29 |

期待

いごこちいいのはふゆの繭
ほどける糸端のとんがりを
さがしてゆびをつたわせて
ほんのちいさな違和のはだ
そこからつむぎはじめます
ほころびからみえる空の色
まだ繭のうちにありながら
ほほはばら色に染まります
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by murasakitsukumo | 2006-02-23 19:01 |

卒業

鏡の私いったい何を卒業したの

友に振る小さな手が泣く卒業式

卒業し手にする自由は輝けり
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by murasakitsukumo | 2006-02-16 23:42 | 俳句

日記

さかのぼる日記が示す時の造形

愛しさがこれほどまでに日を記す

ひそやかに綴るものかは恋日記
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by murasakitsukumo | 2006-02-16 23:41 | 俳句

手で触る古傷の色は幻でなく

幻月に夢見し我の未来予想図

幻滅を恐れて篭る殻薄く
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by murasakitsukumo | 2006-02-16 23:41 | 俳句

君の腕つかむ指さき爪紅
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by murasakitsukumo | 2006-02-12 19:34 | 俳句

L'ame aussi,si elle veut se reconnaitre, devra regarder une ame (Platon)
by murasakitsukumo
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