résumé 1970-2016

カテゴリ:短歌( 174 )




出生記念2012

ロッカーに眠ったままのロングマンあの落書きには二度と会えない



デカンタに舞い降りる澱透かし見ているうちにああ家族になったね



自分へのプレゼント「ほころびはほころんだままにしておいてよい」



ろうそくをわがものがおで吹き消した子らの頬のあり得ないふくらみ



きみと同じ年だったころの写真を見せる、これだれだ?あたしでしょ?



見上げなくなった空を抱えてきた「ここ」で月を取り戻す三度目の秋



あきあかねのスタジアムに飛ばす祈りやら赦しやらはチャントとともに
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by murasakitsukumo | 2012-10-08 01:07 | 短歌

頑なに貼りついている蛾の横をいってきますと通り過ぎおり
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by murasakitsukumo | 2012-01-22 03:13 | 短歌

再開

「おなら、ばか、うんち」のなかに真実を繰り出してゆく子らのくちびる


 ほぼ一年ぶりの作歌。
 子供も一年分大きくなって、
 日々の子供たちとのしあわせな交わりは、
 また歌ってみたい気持ちをくすぐってくれる。
 
 その反面、自分の中で出口を求めている
 しあわせとか美しさとは反対の衝動も
 無視できなくなってきた。

 絶叫とまではいかなくても
 ここでひっそり、こっそり、はじめてしまおう、セルフケア。


 
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by murasakitsukumo | 2012-01-22 02:55 | 短歌

気になる人に

会えるような気がした人に会えた日は何度も会ってしまうから不思議
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by murasakitsukumo | 2011-01-12 00:01 | 短歌

ワイン

一日ごとしんと冷たくなる部屋に寝かしておれりふたりの未来
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by murasakitsukumo | 2011-01-11 23:19 | 短歌

新年2011

覚えたてのねーうしとらうーたつみー年越しは子の寝言とともに

まっさらなページを抱いて歌い初む記憶体温秘密まぼろし

都合良くOBになるお正月母校の色のたすきがきれい

ダイヤモンドダストに紛れ日常があざやかな嘘みたいに降りる

笑えない日は笑わずにおれば娘にいいこいいこと撫でられながら
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by murasakitsukumo | 2011-01-08 22:24 | 短歌

線香花火

ぢりぢりぢ。ぢりぢりぢりぢ。ぢりぢりぢ。しーん。ぽとん、しーん。また来年
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by murasakitsukumo | 2010-09-03 01:27 | 短歌

公園

こどもらはあ、おつきさまと言つたきり空と大地に駈けこんでゆく
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by murasakitsukumo | 2010-08-31 12:01 | 短歌

夏短歌 2010

恋人に「ざくろの花は金魚色」と言えば生まれる私の居場所

照り返す熱に歩みを預ければ一分一秒からの逃亡

レモン味のまあるい氷を舐めていて灼熱をわが身の内に置く

二歳児の「じゃない!じゃない!じゃない!」ある意味で詩的なリズムしかもパンクだ

宿題の答にNOと書きつける_人を裏切ることはできるか

線香花火見知らぬ女の悲しみでいつぱいになるひと夏が消ゆ

できるだけ裸の我はまだ居るかピーコックグリーンの下着を纏う

幼子に占領されている夏のデュエット不協和音のままで

小さくも重たい骸を抱き祈る原爆の日は白い部屋にて
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by murasakitsukumo | 2010-08-25 15:31 | 短歌

東へ行く

こつそりと痛いの痛いの飛んでいけ頂きにある虚空のなかへ

すれ違う鈍行列車のまろき顔急いでゆくなと我に諭せり

真黒い窓にあらわる現し身の髪をほどけばデジャヴの嵐

特急は愛しきものを置き去りに山間の墓地の面をなぞる
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by murasakitsukumo | 2010-06-04 15:35 | 短歌

L'ame aussi,si elle veut se reconnaitre, devra regarder une ame (Platon)
by murasakitsukumo
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