résumé 1970-2016

カテゴリ:俳句( 237 )




夜明け方吾が身代わりに泣く風を聴く

指絡め祝福せし風ひゅうと鳴る

窓叩く風とび起きて綴る夢日記

栗色の髪を梳くと同じ頬撫でる風

肩寄せ合い口付けるは寒風の企み

煩い風を遁れて籠もる光り繭
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by murasakitsukumo | 2006-02-12 19:25 | 俳句

外套

切符買う外套の背を指なぞる

再会の外套姿よみがえる十二の月

手のひらの熱を留めん我のオーバーに
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by murasakitsukumo | 2006-02-12 19:24 | 俳句

落葉

カサカサと落葉踏む足ゆび爪紅(つまくれない)

見送りて落葉風鳴く金に銀に

重なり合い果て流れゆく落葉船
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by murasakitsukumo | 2006-02-12 19:23 | 俳句

短日

短日に狂喜し我は闇に舞う

日詰まりて見上ぐる空に六連(むつら)星

旅人の暮れ易き心に火を灯す
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by murasakitsukumo | 2006-02-12 19:23 | 俳句

薔薇

くちづけて毒に毒もてロメオの薔薇に

フィナーレの薔薇咲き乱るるジュリエット

満ちゆきて十六夜薔薇咲くむらさきに

核芯に白き珠置きつ化身の薔薇は

馨しさより指で愛でらる薔薇の天鵞絨(ビロード)
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by murasakitsukumo | 2006-02-12 19:21 | 俳句

動物

人こひし蟻地獄の飢えに似て

吸う涙呼び覚ます子宮の記憶魚の記憶

心の斑てんたう虫の背に照り映る

伸びた影いぬ戯れる秋うらら

名残惜し青鷺群れの冬支度

誓言の咥えて冬越せ都鳥

奥山に籠もりて綴る四十雀
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by murasakitsukumo | 2006-02-12 19:20 | 俳句

君に我我に君を照らす有明の月

魔酔のあなたを想うユフヅクヨ

記憶ぬり替えし小望月のジムノペディ

目醒ましに月を立待つ君の側

月喰らう艶かし肌の銀蛙

君が読む書物を照らす夕月夜

満ち足りて臓物を煮る小望月

視るでなく身体突き抜ける月もある

凍る狼かぶりつく喉に月と同じ痣
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by murasakitsukumo | 2006-02-12 19:15 | 俳句

L'ame aussi,si elle veut se reconnaitre, devra regarder une ame (Platon)
by murasakitsukumo
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